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今、仮想現実が再び流行りだしている。2004年の社会現象を起こしたセカンドライフの時のころとまではいかないが。すでにセカイカメラなどのARバブル程度は盛り上がっている。今後、大手企業が続々参加して一般にも普及していくことでしょう。

正式な製品がリリースされる2015年末から2016年年初が、最初の盛り上がりのピークになるでしょう。

4大インターネット企業のVRへの取り組み

ITテクノロジー関連は、このBig4の動き次第。

Facebook

順調に、Oculus Riftの開発版から、製品版のリリースに取り組んでいる(2015年中に出るらしい)

いずれ、Facebook動画も360度動画に対応するらしい。

Google

ソフトからハード・コンテンツまで、幅広く取り組んでいる。

AR機器の先駆けのGoogle Glassは実験販売から、一般販売へ移らなかった。 ただし、次のバージョンを別の所が開発を継続中

AR技術の目の部分の核ともいえる、深度カメラ等の実用化への研究も、Project Tangoも継続中

Androidスマートフォンを安価VRヘッドセットに変化させる、Cardboardも好評

3Dコンテンツの配信として、Youtubeが360度カメラ動画をサポートするようだ。

Chromeブラウザー(Chrome Experiments for Virtual Reality)でもVRを体験できるバージョンを開発中

また、Magic Leapという、次世代のAR機の開発に投資している。

Amazon

特に取り組んでなさそう。

派手に失敗して、最終的に99セントで投げ売りされたFire Phoneを出した。 傾けると見える、コンテンツも傾いて見える所が、VR風だったと呼べなくもない。

amazon.comの取り合っ買っているGoogle Cardboardの種類の多さには驚かされる。

Apple

秘密主義な会社なので、いつ新製品の発表時にOne more thingsで登場するかわからない。

最近 Apple特許は、iPhoneを眼鏡に挿してVRにする特許を取った。 これは、Google CardboardやサムソンのGear VRと似ている Appleそのものは、VRに参入しなくてもライバルを潰すためだけに、訴訟になる可能性はある。

3DセンサーのPrimeSense社を買収している。この会社の持つ技術を使うとMSのHololensみたいなことができる

三大ゲーム企業のVRへの取り組み

VRはゲームとの親和性も高いと言われているので、ゲーム企業が最終的な勝利者になる可能性も高い。

あと配信会社としての大手のSteam(valvo)もHTCと組んでVRに参入するようだ。

Microsoft

大企業向けビジネスはうまくいってるけど、それ以外、特にスマートフォン分野で苦戦しているMS

Hololens というARヘッドセット機をWindows10の販売時期に合わせて出すようだ。

HoloLensの公式サイト
プロモーションビデオ(PV)の完成度なら一番 実現性に疑問は多いが、深度センサーに関しては、Kinectの実績があるので、PVのようなことは技術的に十分可能です。 ただし、色や、解像度がどこまで出せるか疑問。 カクカクのコマ送りのような表示速で、ドットが目出す荒い表示、発色の悪い色という可能性もある。(なにせ実物がまだない)

普及が見込まれるゲーム機ではなく、PC用という点で、相当高いスペックが求められそう。価格帯も不明

Sony

王道のOculus Rift似のVRヘッドセット機 Project Morpheusを発売する予定。 これはGDC 2015などに出典予定

ハードウェアーメーカーとしては、Sonyの方が、Facebook傘下のOculus Rift開発元より数段上

VRの課題の1つである音声の扱いもウォークマン等で実勢がある。 長時間の装着感に影響する消費者向け、ヘッドマウントディスプレイの商品化もHMZシリーズで経験済だ。  ゲーム機のPlayStation4(PS4)を使えば、大容量が予想されるコンテンツの販売ルートもPS4カメラでAR、操作コントローラーも揃っている。

ただ、実際にゲームとして面白いのが出来るかは未知数。 結局、終わってみればPS3のPlayStation Move モーションコントローラぐらいの普及度で終わるかもしれない。

あとは、ビジネスユーザー向けにAR機のスマートグラス SmartEyeglass AttachというGoogle Glass似の商品化もすすめている。

Nintendo

任天堂は子供への安全性重視の企業です。スマートフォンですら慎重に様子を見ている。 特に他所と比べると、低年齢層をターゲットとしているので、 VRの子供への悪影響の問題がはっきりするまで やらない可能性が高い。

過去にバーチャルボーイを販売したことはあるが

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